あなたの家族は大丈夫?「アルツハイマー」・「若年性アルツハイマー」の初期症状チェック
アルツハイマーは、本人だけでなくご家族のためにも早期診断が重要です。
予防のためにも、ご家族のアルツハイマーの兆候や、ご自身が若年性アルツハイマーになっていないかを、以下のリストでチェックしてみましょう。
目次
アルツハイマーや若年性アルツハイマーのチェックリスト
1.日常生活に支障が出るほど、記憶力が低下する
アルツハイマーの初期症状として広く知られている記憶力の低下。
同じ事を何度も聞いたり、ちょっとしたことも思い出せなくなったりといった行動が主なパターンです。
2.計画の立案や問題解決ができない
計画を立てる、実行するといったことができなくなり、数字の処理も難しくなります。
レシピ通りに料理ができない、月々の請求書を払えなくなる、といったパターンが挙げられます。
3.やり慣れた作業をやり通せない
それまで当然のようにできていたことが困難になるケースです。
ゲームのルールが分からなくなったり、予算管理ができなくなったりといった兆候が現れます。
4.日付や場所が分からなくなる
日付や場所だけでなく、曜日や季節が分からなくなることもあります。
また、道順などが思い出せなくなるケースも。
5.目視したものや空間的な関係が理解しにくい
たとえば、距離感がつかめなくなって壁や物にぶつかったり、鏡の前を通った際、部屋に誰かがいると思い込んだりしてしまうケースがあります。
6.会話や文章を書くときに言葉に詰まる
とにかく言葉が出てこないといったケースや、同じ話を何度も繰り返してしまうという行動パターンが挙げられます。
7.物を置き忘れた時、どこにあったか分からなくなる
普段と違う所に物を置いたり、置き忘れてしまったりした際、延々とそれを探し回ってしまいます。
また、なくなったことを誰かのせいにすることも多いです。
8.判断力の著しい低下
突然高価な物を購入したり、身なりへの注意を怠ったりといった行動が目立ち出します。
これは、判断力の低下により、誤った決断をしてしまっているためです。
9.仕事や人との関わりを自分から止める
自分が夢中だったものに、突然興味をなくしてしまったり、人と会うことを自ら避けるようになったりします。
10.気分や人格が変化する
情緒が不安定になり、すぐにイライラしたり、知らない人の前で動揺したりといった行動を起こします。
もしも心当たりがあればすぐに診断を
前述のチェックを行い、ご自身やご家族にアルツハイマーの前兆があるなら、
すぐに医療機関での診断を受けるようにしましょう。
早期発見であれば、症状を抑える治療が受けられる他、将来に向けて家族での話し合いの場も持てます。
また、自治体や医療機関のサポートも、早い段階から受けられるでしょう。
なお、アルツハイマーの判断は医療機関での診療からおおよそ半年程度時間がかかるとも言われています。
そのため、少しでも気になることがあるのなら早めに足を運ぶよう心がけてください。